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『アップル vs グーグル どちらが世界を支配するのか』を読んだ。

読んだ本 Apple iPhone、iPad

最近は、読みたい本が出てきて、読んだ本から感想を書いていこうと思う。

アップルvs.グーグル: どちらが世界を支配するのか (新潮文庫)

アップルvs.グーグル: どちらが世界を支配するのか (新潮文庫)

 

今から約3年前の本で、その時点での両社の状況を描く。単行本の時は、ちょっと気になった程度で、読もうとは思わなかった。この度、書店で文庫化になったのを知り、「表紙がイケてる!」と思い購入。

ちょっとずつ読み進めて、やっと読了。なかなか興味深い内容であった。

 

アップル「iOS」対 グーグル「Android」の戦い。

iPodiTunes Music Storeで音楽革命を起こしていたスティーブ・ジョブズは、周囲の幹部から携帯電話を作るように説得される。

「もし消費者が、音楽再生可能な携帯電話に急激に乗り換えたら、iPodが売れなくなり、我々のビジネスも危うくなってしまう!」

「だったら、自分(後のiPhone)で自分(iPod)を食ってしまえ!」

初めは、モトローラiTunes携帯を作らせたが、納得がいかず「やはり自分達で作るしかない!」と、ジョブズさんはGOサインを出し、アップル製の携帯電話の開発が始まった。完成までの道のりは、とにかく苦労の連続であった。なにせ、携帯電話を作るという事は、iPodのような携帯音楽プレーヤーを作るのとは訳が違うのである。

  • 中のOSは、スコット・フォーストール率いるチームが、MacOS Xの縮小版を、既に買収していたフィンガー・ワークス社の(マルチタッチ・インターフェイス)で操作できるように頑張り、なんとかiPhoneに搭載させた
  • 電波関係、周波数について勉強、研究しなければならない
  • ジョナサン・アイブ率いるデザインチーム、外観デザインに試行錯誤
  • OS、その他の純正ソフトが上手く動かないので、エンジニア達は、ヘトヘト
  • やっと世に出せるまでに持ってきたが、完成発表会のジョブズさんのプレゼンの舞台裏で、iPhoneのデモが上手く動作するかどうか、手に汗握り見守るエンジニア達

そして、初めはウェブアプリだけ許可のiPhoneだったが、「みんなが自由にアプリ開発が出来るようにするべきだ!」と、ジョブズさんは周囲から説得され、2年目の「iPhone 3G」からApp Storeが設けられ、そこから世界中に爆発的に普及していく。

一方、グーグル「Android」陣営は、iPhoneを見て驚き、自らのまだまだ未完成なAndroid OSを一から作り直すことを決める。結局、iPhone OSと操作性が似たようなAndroid OSが完成し、世界中のアップル以外のスマートフォンに普及していくにつれて、アップルとの対立が深まっていく。

 

スティーブ・ジョブズAndroidは我々のモノマネだ!」と。

 

グーグルが、あらゆる場所に「Android」を行き渡らせようとするのに対し、ジョブズさんが取った策は「iPad」だった。

グーグルが「広さ」で勝とうとしているのに対して、「深さ」で勝とうとしている事を世界に知らせたのである。

そして、また革命を起こした。

発売後、iPadがユーザーに支持されていくにつれ、映画、新聞、雑誌、本、コミックなどの業界は、iPadに自らのメディアを対応せざるを得なくなった。

再び「大変革」を与えたのである。

今はiPhoneの画面も大きくなったが、当時のiPhoneの小さい画面の不満を解決し、軽くて持ち運びができ、「パソコンの代わりに、もうタブレットで、たいていの事は出来るじゃん!」と、みんなが思ったのだ。

僕は、iPhoneもそうだが、iPadジョブズさんの「大偉業」だと思う。